柏原の誰でも言えそうな意見とか、コンサルのきれいごととか
いろいろと前のポストで簡単に並べてます。
http://hockey.no-mania.com/Entry/10/
Facebook 禁止通達と世間様の動き
ナショナルチームのレベルで 「異例」 なのかどうかはわかりませんが
女子アイスホッケー日本代表が、Facebook禁止令を通達されたのは
このニュースのとおりです。
アイホケ娘に異例のFB禁止令!11年なでしこ教訓に
柏原の「なんでもかんでも規制や禁止するのはなー」というのも
為末の「たぶんこれは協会が勘違いをしている。」というのも
もちろん 「ですよね」 という気にもなりますし
「Jも新人研修でSNS講習をやるし、クラブで禁止しているところはある」
というのも、まあそうなりますよねって感じですし
「これだけユーザー人口の拡大したフェイスブックを
個人が使うことを禁止するのは、戦略としては正しいとは言えません。」
というのも、SNS活用&リスク管理とか謳っているなら
そう言わなきゃいけないんだろうなあ、とも思います。
2011年 アイスホッケー日本代表の失態
ただ、おそらく彼らが決定的に理解してないというか、知らないのは
比較的最近の話で、日本アイスホッケー界は、これ以上無いほどに
SNSを含め、インターネットの使い方を誤ったという歴史です。
2011年3月11日って書けば、もうわざわざ書く必要も無いんですが
東日本大震災が発生しました。アジアリーグのファイナル中止だの、
世界選手権の日本代表派遣取り止めだの、いろいろありました。
全日本と冠がつく競技会も、関東大学選手権も中止になりました。
先日、晴れてソチ五輪本大会への出場権を獲得した女子日本代表ですが
当時は男女でブーブー騒いで、非常にめんどくさかったもんです。
何があったかというのは、簡単に経緯を並べると
・2011年3月15日 日ア連が世界選手権代表派遣取りやめを発表
(男子フル、女子フル、男子U18)
↓
・3月16日 女子日本代表主将(当時)、平野が日ア連の決定に異を唱える
よくわからんがメッセージ募集開始
↓
・3月29日 派遣取りやめになった3代表は降格しないよとIIHFが発表
これは完全なる駄策(こんな日本語は無い)です。
メッセージを集めることに何の意味も感じられません。
当時だろうが今だろうが、日本代表は行くべきかどうか、
という議論はナンセンスです。
「行ってほしくない」と思っている(いた)ファンはどう考えてもいないでしょう。
問題は彼ら・彼女らは、「日本代表」という立場にふさわしい、
そう思われる行動を取ったのか、ということです。
メッセージ集めて渡しただけで終わらせて。それが日本代表なんでしょうか。
もちろんチャリティーマッチや募金、ボランティアなど
喜ばしい動きがあったのも事実ですが、それらも吹き飛ぶほどに
どうしようもない動きが見られたことも事実なのです。
今さらあのバカバカしさにこれ以上触れるつもりはありませんが、
飯塚監督もとい、日本アイスホッケー連盟は
それだけの通達をする根拠を持っているのです。
日本アイスホッケー界のウェブ現況
これはおそらくアイスホッケーだけの問題ではありませんが、
競技団体のみならず、選手もウェブに関してはしょぼいとしか言えません。
オフィシャルや大会についての文句、公選法(ry、
これだけでも相当アレです。アレすぎます。
日本アイスホッケー連盟はといえば、このタイミングでBプールとはいえ
全日本女子アイスホッケー選手権が開催されているのに
速報はなんと片方の会場からしか発信されません。
それをFacebookで補うという体たらくです。
また一部選手のツイッターアカウントも消えているのですが
通達されたのはFacebookだけなのでしょうか、それとも
ツイッター含め、SNSはすべて禁止なのでしょうか。
ツイート非公開(鍵)アカウントも消えているのですが
その点はどのように指導されているのでしょうか。
日ア連のサーバーは大事な時によく落ちる始末です。
つまりは指導する側も、指導される側も、
興行的マイナースポーツであることに、ずっと甘えて来たツケが
このタイミングで、どばどばーっとやってきています。
興行的マイナースポーツであることの恩恵を享受しすぎてきました。
おそらく日ア連の事務局はまだまだ問い合わせに追われているでしょうし
そんな指導をするノウハウも無いだろうし
(あったら全競技会の速報、ちゃんとできてるべ)
ここで誰かのFacebookだのツイッターだのが炎上すれば
これまでの称賛のすべてが、一瞬で攻撃に変わる可能性を持っています。
つまりはいきなり状況が変わりすぎた今(いや予測できただろうけど・・・)
あれだけやらかした過去には決して触れられたくない今
何をどう考えても、選手のSNSなんかにかまってるヒマは無いってことです
(これは思いつきかもだけど、計画してたのかもね)
そんなこんなで、やる夫は選手によるSNSの禁止に賛成です。
やるなら日ア連と交渉して、女子アイスホッケーのアカウント設立ですね。
いや交渉って発想が無いから、あんな経緯になったんですけどね。
http://yaruode.ojaru.jp/
11年なでしこ教訓に
* www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/02/20/...
■アイスホッケー女子日本代表にフェイスブック禁止令
* http://jp.ibtimes.com/articles/40822/20130220/820554.htm
■アイスホッケー女子日本代表の
「フェイスブック利用禁止」は正しい戦略か
* blog.marketing.itmedia.co.jp/cyberbridge/entry/293.html
分からなくはないですお。Jも新人研修でSNS講習をやるし、クラブで禁止しているところはあるお。RT @yaruo_icehockey このニュースについて、鼻で笑いながらコメントいただければ幸いですお アイホケ娘に異例のFB禁止令!ow.ly/2uYFXC
— 党首(球技ライター大島)さん (@augustoparty) 2013年2月19日
■柏原竜二のコメント
アイホケ娘に異例のFB禁止令!11年なでしこ教訓に(スポニチアネックス) - Y!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-…
— がはらさん(柏原竜二)@がんばらないさん (@kashi0713) 2013年2月20日
なんでもかんでも規制や禁止するのはなー。身を守るっていうのは大事だけど。
— がはらさん(柏原竜二)@がんばらないさん (@kashi0713) 2013年2月20日
■為末大のコメント(結局自分の話に持って行ってるけど)
おはようございます。今日は【ネット社会とアスリート】について
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
アイスホッケーの日本代表チームにFacebook禁止策を協会が打ち出した。理由はなでしこジャパンで飲み会の様子がツイッター中継された事とあるけれど、たぶんこれは協会が勘違いをしている。 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-…
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
そもそも飲み会の中継をしたのは選手ではなくその場に居合わせた他人の方で、選手がsnsをやっているかどうかとは関係がない。そしてもう世の中にはsns利用者は溢れていて、いくら選手がsnsをやっていなくても人がいる場所に生きる以上、もうこの危険性は避けて通れない。
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
Twitterでなりすましの危険性を今日テレビでやっていたけれど、これも同じで一番の危険はなりすましている人に気付かず報知してしまう事。そもそもsnsをやっていない人は自分の名前を使われてもそれに気付けない。そして被害は拡大する。
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
スポーツが職業として成り立つのはメディアと組んでからで、メディアを介して多数に広がらない感動は残念ながらマネタイズできない。日本にはメディア露出の機会が少なく、結果マイナー競技が人気になるのは難しかった。それがようやく個人のメディアが誕生しついに仕掛けられる時代が来た。
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
おそらくもうメダルを取ってもスポーツは人気になる可能性は低い。いままで強くさえなれば人気になれると信じて、結果を出し、そしてあっという間にブームが去った選手を何人も知っている。強くなる事と、人気になる事は違う。そして人気になったスポーツに子供は集まり、競技は活性化する
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
【終わり】僕は基本臆病だけど、逃げられないものは徹底的に踏み込んで慣れるようにしている。英語もそう、人前でしゃべる事もそう。逃げれば逃げるだけその後の人生が狭まるものもある。当たり前だけれどもうネットから避けて生きていく事は難しい。だったら真っ先に踏み込むしか無い。
— 為末 大さん (@daijapan) 2013年2月21日
#競技構造 1 きっかけは、女子日本代表に苫小牧の(男子)高校生が負けるのはいかがなものか、という内容だお。はっきり言って問題の本質が見えていないお。日本のアイスホッケー界は、一時の盛況にかまけて、競技力を向上させる競技会の構造を用意してこなかったんだお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 2 競技力とは何で決まってしまうんだお?競技人口かお?かつて @kinumasa9 や @coach_hiroki も書いてるけれど、それなら日本の男子は世界7位、U20同10位、女子同5位だお。リンクの数だって同10位だお iihf.com/iihf-home/the-…
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 3 昨年度の風越(小学生)で、苫小牧が神奈川に負けたお。昨年度の夏にも苫小牧は、ダブルヘッダーの神奈川に負けているお。今年の夏は苫小牧が制したとはいえ、すでに北海道と首都圏に、かつてほどの差は無いお。「競技人口」だけに依存してきた体質が隠しきれなくなっているんだお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 4 苫小牧の高校生が女子に負けてはいけないのなら、苫小牧を含めて日本のアイスホッケー界は、どれだけの競技構造をデザインしてきたんだお? 女子アイスホッケーも五輪種目となり、女子日本代表も海外遠征を続けて来たという経緯を無視、いや、目を逸らしているのではないのかお?
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 5 日本のアイスホッケー界、特に苫小牧の小学生は、かつて500人強の競技人口(連盟登録)がいたお。1994年の524人から、2006年度には200人を切るほど落ち込んでいるお。確かに「急がれる底辺拡大」は見出しとして適切だお。 tomamin.co.jp/kikaku/07/ice/…
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
「アイスホッケー新時代―氷都の現状と課題―」 (5/28~)
#競技構造 余談 その500人強の中から苫小牧選抜に選ばれ、さらにそのファーストラインを勝ち取ったのが、女子日本代表の久保英恵だお。 princessrabbits.com/roster12.html
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 7 しかし時は流れ、これはやる夫の憶測だけれども、首都圏と北海道で、実はそれほど競技人口に圧倒的な差が無くなってきたのではないのかお?
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 8 ここで問題となってくるのが、トーナメント主体の競技構造だお。これははっきり言って高校野球が諸悪の根源だお。一発勝負ばかりで、コーチも選手も上手い選手ばかりを使うという、競技力向上を考えれば最悪の環境が多いんだお。「出ずっぱり」なんて世界に恥を晒す単語だお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 9 なぜ「トップリーグ」になればその名の通りリーグ戦なのに、多くの競技会はトーナメン主体なんだお?「底辺の拡大」は競技人口やリンクの数だけではないんだお。育成を考えた競技構造がデザインされていなければ、意外と競技人口多いのに勝てない現状は絶対に変わらないお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 10 「試合経験」と簡単に言う人間が多すぎるお。負けたら帰らなければいけない一発勝負型のトーナメントでは、経験もへったくれも無いお。上手い選手だけ使って、試合の大勢が決定しなければ少し落ちる選手やセットは滞氷せずに大会を終えるのは目に見えてるお。甲子園も同じだお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 11 今すぐにでも地方連盟のレベルから、トーナメントではなくリーグ戦主体の競技構造に変えていくべきだお。一回負けたら終わりの構造では、選手も指導者も成長する機会を失ってしまうんだお。レベル分けもされずに行われる競技会の愚にも、多くの関係者もファンも気づくべきだお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 12 45分や60分滞氷し続けるトップレベルのアイスホッケーは、世界中のどこにも存在しないお。なんで大学はリーグ戦が出来るのに小学~高校生で出来ないんだお?淘汰と育成の順番が、あべこべになっているんだお。そのバカバカしさに、多くの関係者やファンも気づくべきだお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 13 なんで高校生が「一球の重み」を知ったからといって、その「一試合」で大会を終えなければならないんだお?そんなトラウマを小学~高校生に植え付けるのが、健全だと言えるのかお?はっきり言って日本のスポーツ観は悪趣味だお。今回はとりあえずこれで終わりとしますお。
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
#競技構造 という言葉は @coach_hiroki 氏のブログでよく出てくるお。ホッケーファンは要チェックだお。blog.livedoor.jp/hockeylabjapan/
— やる夫で学ぶアイスホッケーさん (@yaruo_icehockey) 11月 6, 2012
苫小牧は、トップが高いが故に、アイスホッケーを続けにくい環境になっているのかも。元々は、雪が少なく良い天然リンクが出来るから盛んだったのに、通年で屋内練習しないと勝てない競技になったから、中高レベルで夏の他競技との掛け持ちが成り立たなくなっている。 #競技構造
— 地球ネコさん (@c9nk) 11月 6, 2012